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2005年の全国老健大会を見に行ってきました(^^)/ ここで、各施設の事例研究・発表について感じたことをちょっと紹介したいと思います。 リスクマネジメント事例 いくつかの施設の、リスクマネジメントにおける事例研究の発表について聞いてきました。しかし、ほんとに他の施設の取り組みについて聞いてみると、参考になります(^^) 各施設の取組みの傾向をちょっと紹介したいと思います。 @書式(シート)の充実を図り、データを集計し、事故防止の対策を立てる いろいろな取組みがなされていましたが、その取組みの傾向は、書式の充実を図り、データを集計し、事故対策を立てるものでした。書式は、パソコンソフトの導入を図ったり、FIM(機能的自立度判定法)により、利用者の状態を点数化し、評価をすることで、利用者の個別プランを立て、事故防止に努めるものであったり、また、施設独自の書式方法で、利用者の危険度を分類し、職員の事故防止に対する意識を高めるものだったり、様々でした。 事故防止のための書式は、いろいろなものがありますが、大事なことは、蓄積されたデータが、使用者の事故防止につながっているかどうか? ということだと思います。インシデント、アクシデントの情報を活かすのは、やっぱり職員ですから(^^) でも、シートの充実を図ることって、大切ですが、各施設の話を聞いていると、通常の記録に加えてリスクマネジメントとしての記録をとったり、事故防止委員会などが中心となってやっているケースが多く、通常業務のなかに、浸透させていくことが難しいようでした。 ただ、データが多いほうが、職員にとっては理解を深める手段のひとつとなるので、取組みがマイナスになることはほとんどないですよね。データの収集、書式の理解は、リスクマネジメントの第一歩となりますので、この一歩目が肝心だという考え方は多かったように思います。 A福祉用具の導入を図り、転倒の多いケースへの対応を考える 事例発表の中には、福祉用具の導入からリスクマネジメントを考えている施設もありました。今回話しを聞くことができたのは、「車椅子の立ち上がりが頻繁で、転倒の危険性がある利用者に対して、そのような行為があったときに自動的に車椅子のストッパーがかかるというもの」で、この車椅子を導入してからはこのケースの事故は減ったというものでした。 他にも、ベッドからの立ち上がり、起き上がり行為で、転倒の危険がある利用者に対してセンサーを導入して事故発生の早期発見に努めるという事例を紹介していましたが、福祉用具の活用は、効果があると、ほんとに介護負担は減ると思います。 ただ、注意しなければいけないのは、福祉用具に頼りすぎて、「ほったらかし」になることだと思います。「この用具があるから、大丈夫」なんていう意識を招きやすいということですね。用具を有効利用しつつ、職員の観察力を低下させるようなことには、注意しなければいけません。 B職員の意識付けに対するアプローチ 施設によっては、職員に情報の共有をはかり、危険に対する認識を高めることについての取組みを紹介していました。今回話が聞けたのは、利用者に対しての、事故の危険を個別に分類、危険度を分け、それをボードに明記して、職員の見やすいところ(例えばワーカールーム・ステーションなど利用者には見えないように配慮して)に設置し、情報の共有を図ることで、危険に対する認識を高めていくというものでした。 簡単に取り組めて、誰にでも分かりやすいように行なうことって、意外と大切なんじゃないでしょうか?書式関係もだんだん複雑化している中で、誰にでもすぐに分かることって、大切ですよね。 ただ、データを収集するときに、利用者に対して、「危険度で分ける」ことって、難しいことだと思います。例えば、車椅子からずり落ちしているから危険度は小で、転倒して骨折したから、危険度が大ということは、結果論でしかないですよね。どんな利用者にしろ、事故がおきたときには、その最悪の状況を、職員は理解していないといけないと思います。たまたま、大怪我をしなかっただけで…でももしかしたら、っていうことって、意外と多いんじゃないでしょうか? 老健大会では、いろいろある中で、ごくわずかしか話が聞けませんが、リスクマネジメントで共通することは、「職員の事故防止に対してのモチベーション」をどうやって維持していかなければいけないか、ということだと感じました。いろいろな取り組み方がありますが、チームケアをどういかしていくかということは、一番の課題に思います。 でも、ほんとに、この事故防止に対する取組みって、どこの施設でも苦労なさっているなあと感じました(^^; |