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食事介助の際は、嚥下の確認をしなければなりません。目安の一つとして咽頭挙上を確認することがあります。この咽頭挙上の瞬間に食塊は食道に入るのです。咽頭とは、正確には解剖学上の[甲状軟骨]、簡単に言うと「のど仏」のことをいいます。 確認する方法ですが、たとえば自分ののど仏を触ってみてください。次に、つばを飲み込んでみてください。どうでしょう?咽頭が挙上したのがわかりましたか?周りの職員などで、他人の咽頭の挙上を見るコツを覚えてみるといいかもしれません。そのうえで高齢の方の「咽頭挙上」を見るコツを覚えると、分かりやすいかもしれません。ポイントとしては「対象者の下から、のどを見る」「前掛け、エプロンなどで対象者の喉を隠さない」などがあげられると思います(^^) 高齢者の中には咽頭挙上しても、食塊が残留している場合があります。咽頭挙上のあとに咀嚼している場合は食塊の残留が考えられますので注意が必要です。ですので、口を開けたときに残留がないか調べましょう。口に食塊がのこっているときは、安易にお茶などの液体を飲ませるのは危険です。 口腔内の残渣物を取り除く方法としては、以下の例があります。
※こんなときに注意 咽頭挙上しても食物が気道に入ることがあります。通常だと気道に入ろうとした場合[むせ]がおきますので、「むせ」がある場合は呼吸が落ち着くまで飲食は中止したほうがよいです。「むせ」が多い場合、頻繁にある場合は吸引などの処置も必要です。専門家の相談のもと、食事形態、摂取の検討をしましょう。 さらに、「むせ」がなくても気道に食物が進入する事があります。食物が気道に進入している場合の例としては、「顔色が変化する」 「呼吸音がゴロゴロ、シャーシャーなどと変化している」 「呼吸が乱れる、とまる」 などが挙げられます。こんなときは救急的な処置が必要かとおもいます。 高齢者の誤嚥による事故は、家庭内での事故でもそうですが、介護施設の生活の中であっても、いろいろな形で誤嚥は発生すると思います。 誤嚥についての基礎知識でも誤嚥について述べていますが、たとえば、認知症の利用者による異食行為も誤嚥事故の原因にもなり、普段つけている義歯を誤って飲み込んでしまうことが原因の事故事例もあります。ですから、まずはその利用者の方たち、それぞれの持っている危険性をいかに把握しておくかということが大切なんだと思います。一日に3回、そうした危険性を含んだ時間があるということを忘れてはいけないなって思っています。 摂食時のケアのポイントは、食事の介助を行う職員側のケアのポイントですが、介助を行う上では、たとえば、「麻痺側からは食事を入れない(片麻痺の利用者の場合)」 「介助者は相手よりも高い位置で介助は行わない」など、気をつけなければいけないことはたくさんあります。その利用者に対して介助が必要なのかどうか、その必要性をアセスメントすることは法的なリスクを考える上でも、大切なポイントになると思います。 |