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リスクマネジメントについても、身体拘束廃止活動と同様に、今多くの施設で取り組み始めていることと思いますが、近年は身体拘束廃止の活動に伴い、事故防止についての取組みの活発になってきているのではないでしょうか? 私の施設でも事故防止検討委員会が発足され、取り組んでいます。 ここでは、先日、ある研修でリスクマネジメントについて触れる機会があったので、その点も踏まえ介護と事故について簡単にですが考えてみたいと思います(^^) リスクマネジメントとは 介護保険制度が導入され、これまでの措置制度から、利用者の福祉サービスの利用制度化にかわったことは、身体拘束廃止活動をはじめ、これまでのものを見直す大きなきっかけになっています。利用者の自立を考えた制度だし、利用者の選択を尊重した制度をつくっているわけですから、当然といえば当然なんですけど、こうした制度改革に合わせて、トラブルの防止策として取り上げられてきた考え方のひとつに、介護福祉施設のリスクマネジメントというものがあります。 リスクマネジメントを考えるとき、「措置から契約へ」という転換が介護従事者の安全配慮義務をより明確に示していることは、まず頭に入れておきたいことだと思います。 リスクマネジメントについて簡単に考えると、リスクマネジメント=安全配慮義務となるかもしれませんが、利用者と介護従事者が、「契約」で結ばれている関係があることは、第三者(法律)の視点が加わるということだと思います。何か事故があったときに、その過失について考えること、例えば、転倒の事故があったときに、その事故は予測できたのか?予測できなかったのか?予測できたなら、予防策は講じたか?事故が起きた後の対応は適したものだったか?…このようなことを考え、事故の再発予防、未然予防に勤める義務が私たちにはあるわけですよね(^^)/ 過失の構造を簡単にすると、以下のようになると思います。 事故の予見可能性 → なし ↓ あり → 予見しなかった 過失あり(予見義務違反) ↓(予見義務) 予見した ↓(事故回避の可能性) あり ↓(回避義務) 回避しなかった ↓ 過失あり(回避義務違反) 介護事故のとらえかた 介護事故は大きくアクシデント(事故)とインシデント(事故危険性)に分かれています。そして、事故を防止するためには、事故のデータを施設内外で収集、分析する事が必要です。こうした介護事故というものの事例は、出来る限りの情報を集めるということが大切なことだと思います。 事故防止のポイントを簡単にまとめると、 @介護の事故を予測(評価)すること A介護の事故の回避を図ること B介護の事故の被害を緩和すること となるわけですね。 また、インシデントにもより注目すべきだとされています。多くのインシデントを把握することは、アクシデントを起こさない方法の一つであるでしょう。そうした様々な情報を大切にして、順序良く施設サービスを行っていく事が、事故の防止につながるものだと考えられています。(日やりハット情報の収集ですね) リスクマネジメントは、利用者に対しての施設としてのアプローチの一連の流れを含め、すべてに場面で考えることができます。介護現場だけではなく、例えば入所時のインフォームド、コンセントであっても、リスクマネジメントの視点は考えなければいけません。 気付きの視点を考える 介護施設の現場は、事故が多いです(><) 最近では、身体拘束廃止活動の取組みも進められて、利用者の生活の幅は広がりつつあります。そして、行動の幅が広がることで、いままで以上に介護職員は利用者の安全について、その技術が求められるようになったのです.。 自分も、介護業務に当たる中で、たくさんの事故現場に出会いました。転倒ひとつにしても、車椅子からずり落ちる程度や、骨折につながるような転倒まで様々です。特に夜間帯は、職員の数も限られているし、利用者の予測できないことも起こります。 でも、職員の配慮で防げる事故も多いんですよね。利用者に対して、「こうすればよかった」なんてことがホントに多いんです。(自分だけかな(^^;) ) 利用者の行動の特徴や、それに合わせた介助、環境整備をすれば、防げる事故があります。そうしたことに一人の職員として気付くことができるかってホントに大事だと思います。 難しいのは、あまりに事故防止について考えてしまうばかりに、結果的に利用者を抑制してしまうことでしょうか。安全を意識しすぎて、見守りが「見張り」になってしまったり・・・このへんはほんと難しいですね(><) 高齢者の施設生活の中には、予測できないこともあります。急に体調が変化する方もいれば、加齢による生活状況の変化もあります。職員の人員配置もおおきく左右しますし、現在の人員配置の基準も問題はあると思います。また、施設環境(ハード面)も、問題となることがあります。いろいろな理由があるため、事故をゼロにすることはほんとに大変だと思います。 ただ、ゼロに向かうことは大切です。そのためには、まず、職員一人一人が、観察力(気付きの視点)を養うことが大切で、そして、その情報をチームの中でどう生かすか?ということが重要に思います。基本的なことですが、やっぱり、「報告・連絡・相談」です。チームと個人の両方の質を上げることが、安全なケアへの第一歩だと考えます。 |