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2006年から2007年にかけての今シーズンは、過去にないほどのノロウィルスがはやった年でした。報道でも多くとりあげられ、全国の小・中・高校をはじめ、高齢者施設でもその被害が報じられました。 大丈夫と思っていた管理人の施設でもノロウィルスの被害にあい、一時騒然としましたが、一週間ちょっとでその騒動もおさまり、ホッとしたのと同時に、この「ノロウィルス」の感染力に驚かされました。 というわけで、このノロウィルスについて紹介したいと思います。 ノロウィルス[Norovirus] ウイルス性の胃腸炎は年間を通し発生しますが、特にノロウイルスは、冬季に発生しやすい食中毒病因物質です。このウイルスは、その形状から「小型球形ウイルス(SRSV)」と呼ばれていましたが、2002年、国際ウイルス学会で名称が「ノロウイルス」に変わりました。 ノロウィルスノロウイルスとは、ウイルス性胃腸炎を引き起こすウィルスで、大きさが約38ナノメーターととても小さなウイルスです。そのため電子顕微鏡でしか見つけることができません。 また、人の腸で繁殖する性質を持ち、体内に10〜100個程が入っただけで感染するといわれています。非常に感染力の強いウィルスでもあります。潜伏期間は1〜2日。症状は嘔気、嘔吐、下痢を引き起こす為、食中毒と混同されがちです。その他症状として、腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋痛、咽頭痛なども見られます。 ◆感染経路 @ノロウィルスに汚染された2枚貝等を食べた場合 A調理をする人の手にウィルスが付着し、その過程で汚染された食品、食器等で食べた場合 Bノロウィルスに汚染された水を調理に利用した場合 C感染者の吐しゃ物、糞便からによる二次感染 (直接触れた手がトイレのドアノブを触ることにより、ドアノブが汚染される) 等ノロウィルスに汚染されたものに触れ、それらが口に入ることで感染します。 またノロウィルスは乾いた空気の中を漂いますので、換気も重要になります。当然、吐しゃ物が喉に詰まる、下痢による脱水症状への対処も重要です。ノロウィルスは抗ウィルス薬等が確立されていません。症状が見られたら、早めに医療機関を受診ましょう。 ◆予防についてのポイント〜石鹸による手洗い・うがいが基本〜 ・ノロウィルスは消毒液やアルコールなどでは殺菌することができません。 ・あくまで「ウィルスを洗い流す」ことが目的です。 ・石鹸を使いこすり荒いをし、しっかりと水で流します。(30秒を目安) ・手洗いの後は清潔なタオルを使用するように心がけて下さい。 ・手洗いとうがいを励行し、日常的に清潔を保つことが重要です。 ・嘔吐したもの、便で汚れたものには、直接素手では触らないようにしましょう。 ・使い捨ての手袋とキッチンペーパー等を使って処理をします。 ・汚染箇所は次亜塩素酸ナトリウムで消毒。ノロウィルスはアルコールで殺菌はできません。 ・塩素系は、有害ガスが発生することもありますので取り扱いには十分注意して下さい。 食品に関しては、ノロウィルスは熱に弱いため、中心温度が85度で1分以上ので十分に加熱すればリスクを回避することが出来るとされています。 厚生労働省HP「ノロウイルスに関するQ&A」(PDFファイル) http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/dl/040204-1.pdf 厚生労働省HP『高齢者介護施設における感染対策マニュアル』について http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/tp0628-1/ |