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ここでは、ちょっとではありますが感染症の主な種類について紹介したいと思います。感染症については、介護施設で働く場合には必ず知っておかなければいけないことですし、一番大切なことは感染症を起こさないことです。介護福祉士としてぜひ知っておきたいことなのでチェックしましょう(^^) 大腸菌はヒトの腸管内に存在する細菌で、ほとんどのものは無害ですが、このうちいくつかのものは、手指を介して下痢や胃腸炎を起こすことがあります。このような大腸菌を病原性大腸菌といいます。 O−157は、病原性大腸菌のうちでも毒性の強いベロ毒素を出す腸管出血性大腸菌の一種に属し、腎臓や脳に障害をきたすことがあります。 抗生物質のメチシリンが効かない黄色ブドウ球菌という意味(メシチリン耐性黄色ブドウ球菌)で、免疫力が低下したヒトに疾患を引き起こします。手荒れ部位などに定着し、感染源になることがあります。 いろいろな酵素や毒素をつくるので深部に感染すると肺炎や腸炎、敗血症などを引き起こします。 治療について @深在性感染:髄膜炎、肺炎、腸炎、肺血症など。 重症例の場合は、バンコマイシンの点滴上脈注射が第一選択とされている。中等度の場合はホスホマイシンと一部のラクタム剤との併用などがされる。 A表在性感染:皮膚感染症、中耳炎など。 ミノサイクリン、ニューキノロンなど使用する。 緑膿菌は、手指にはもちろんのこと自然界に広く分布しており、MRSA同様抵抗力の非常に低下したヒトに、呼吸器感染症、尿路感染症、菌血症や敗血症などを引き起こします。 日和見感染の代表でもあります。 インフルエンザによって引き起こされる急性の呼吸器感染症です。冬季(12月〜3月)に爆発的に流行します。飛沫による感染、経口による感染などありますが、手指を介しての感染もかなり多いとされています。近年は新型インフルエンザの流行も注目されています。 ヒゼンダニ(疥癬虫)というダニによるかゆみの非常に強い皮膚感染症です。 手指を介してはもちろん、衣類やシーツなどの寝具、タタミなどを介しても容易に感染します。疥癬に関しては通常の疥癬のほかに「ノルウェー疥癬」があり、約1000匹のヒゼンダニが規制する疥癬に対して、ノルウェー疥癬は約100〜200万匹に達するといわれています。 治療について 10%クロタミトン軟膏。ベンジル液などの前進塗布などが主流。副腎皮質ホルモンは症状を悪化させる場合があるので使用は避ける。 肝炎は、病態により主に急性肝炎、慢性肝炎に分けられ、急性肝炎はその名の通り急性のものです。慢性肝炎は6ヶ月以上上にわたり肝臓の炎症が続くものを言います。また、成因によってウィルス性(A型、B型、C型、E型その他)、アルコール性、薬物性、自己免疫性、その他に分類。日本人の場合でいうと、80%がウィルスによるもので、次いで薬剤、アルコールが原因にあげられています。 A型肝炎 水や食物からの経口感染または水平感染によって感染します。A型、E型肝炎ウィルスは主に糞便の中に排出されるので糞便に汚染された食物や手指を介して経口から入り感染します。ほとんどが不顕性感染で終るといいますが、大人になってから感染すると、発症することが多く、症状も激しくなるといいます。 B型肝炎 血液から感染する血液媒介型感染。以前は、輸血・性交・針刺し事故・母子感染により感染するケースが多くみられたようですが、、現在は、キャリア(保菌者)との性交による感染や家族内感染が、重要な感染経路になっています。日本では、多くの場合急性肝炎となって治癒し、キャリアになることは、ほとんどないそうです。 C型肝炎 血液から感染する血液媒介型感染。B型感染のように針刺し事故によるものや家族内感染はそれほど多くはありません。体内に大量に血液が入る輸血による感染が主。近年、輸血用血液のスクリーニングが実施されるようになり、以前の約1/3に減ったそうです。 E型肝炎 A型と同様、水や食物から経口感染や水平感染によって感染します。主に、ウィルスは糞便の中に排出されるので、糞便に汚染された食物や手指を介して口から入り感染します。E型肝炎は先進国にはないといわれています。しかし時折、流行を引き起こします。 |