どのような場面で介護を行なうにしろ、利用者と関わるときは、まず「声かけ」から始まるのではないでしょうか? でも、コミュニケーションっていっても、いろいろな関わり方があって、その関わり方って難しいです。認知症があったり、記憶障害のある方との関わり方、失語症や構音障害など利用者自身、コミュニケーション障害を抱えている方、いろいろな状況の中でその状況に合わせて対応するってことは、ひとつの介護技術だと思います。
そして、コミュニケーションは、技術だけではなく「マナー」という意味も持っています。これは人との接し方という人間の基本的なところを問われたりすると思いますが、介護職としての「慣れ」が、職員の言葉遣いを乱す、なんてことは結構多いと思います。私自身も、こういう基本的なところを大事にしなきゃいけないって思うんですが、私自身もまだまだ未熟です。
ただ、コミュニケーションのポイントを抑えておくことは、意外と自分自身の利用者に対しての接し方を正すものじゃないかって思っていて、そのポイントおさえることはいつも大切にしています。
下記にあることが大切だと感じるコミュニケーションのポイントだと思っています。
- @本人の視界に入って接する
- 不用意な声掛けは相手を萎縮させてしまいます(^^; 相手にしっかりと自分を認識してもらってから、声掛けをすることで安心感につなげていきたいと考えます。特に高齢者は視野も狭く、不用意な声掛けは、相手への不快な刺激につながってしまうことがあるので気をつけないといけません。
- Aゆったりとしたペースで接する
- 高齢者は、刺激に対する反応が自分たちが考えているよりも遅いです。大きな声や高い声は不快な刺激になってしまうことがあるので注意しなければいけないと思います。大きすぎる声で早口でしゃべる職員って結構いるかも(^^;
- B相手のペースを待って接する
- 相手(利用者)の言葉や行動にあわせたコミュニケーションが一番です。相手の返事を待たないで次の言葉を掛けることは、相手にとっても、ストレスになってしまいます。声掛けがストレスになってしまったら、信頼関係は築けません。
- C相手の目を見て接する
- 相手との距離を図るうえで、アイコンタクトはとても重要なことだと思います。相手がなにかのサインを送っているのかどうか、相手との距離を縮めるための手段の一つになると思います。失語症の利用者の方とのコミュニケーションの方法として、自然と実践されている職員も多いんではないでしょうか?
以上のことは、私も相手との信頼関係を深めるためにも、注意してコミュニケーションを図っています。やっぱり利用者に信頼されて、初めて介護技術は活かされるもの。日々の積み重ねを大切にしなければ、自分も気をつけなければ.…(^^;
それと、言葉以外のコミュニケーションも相手との距離を図る手段として必要になると思います。
例えば、以下のようなことがあると思います。
- @一緒にいるということ
- 高齢者は、環境や能力などが原因で、孤立してしまう傾向にあります。そして、その孤立が本人にとっていいのか悪いのか、必ずサインを送ってくると思います。そうしたときに、孤立感を与えないような配慮が必要になってくると思います。介護施設では、どうしても集団生活になってくるので、こうした配慮って大切に思います。
- Aふれるということ
- 心理的な距離を図るということは、利用者にとって安心感につながると思います。その場の状況の中で、利用者が出しているサイン(不安)にこたえる手段のひとつには、「相手の手を握る」「背中をさする」といった対応は、その状況に応じて必要になると思います。「触れる」というコミュニケーションも介護技術の一つですよね(^^) (女性職員については、男性利用者の性的な要求については心理的な距離を置くことも必要に思いますが)
高齢者(利用者)とのコミュニケーションは日々の積み重ねです。相手の立場に立って考えるという基本的なことは、忘れてはいけませんが、本当に地道な作業です(T_T) でも、こうした基礎的なことを大切にすることでいろいろな場面で「応用」につながると思っています。そして、それは、相手を知るきっかけとなったり、広がりのある技術だと思います。ついつい、自分も忙しさに負けて、こうした基礎的なことって忘れがちになってしまいます。ホント気をつけないと…(;^_^A
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